オーストラリア・シンクタンクは6月30日、2020年1月から5月までの石炭火力発電の電源割合が、1880年代の現代以降初めて66%を下回ったと発表した。太陽光発電の自家消費を除いた系統電力に絞っても70%を下回っていた。
オーストラリアは、世界有数の石炭生産国であり、発電でも石炭火力発電が非常に多くの割合を占めてきた。しかし新型コロナウイルス・パンデミックの影響で、電力需要が低迷し、燃料費のかかる火力発電から停止したところ、再生可能エネルギー比率が増加した。
今回の発表では、2008年から長期的トレンドも示している。再生可能エネルギーの電源比率は2008年から2019年までに約20%分増加。自家消費を除いた系統での再生可能エネルギー比率でも約15%分増えている。一方、石炭、褐炭での火力発電が減少するとともに、ガス火力発電もほぼ横ばいだった。
【参照ページ】National Energy Emissions Audit Report June 2020
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