Skip navigation
サステナビリティ・
ESG金融のニュース
時価総額上位100社の96%が
Sustainable Japanに登録している。その理由は?

【アメリカ】アマゾン、バイオジェット燃料を2300万リットル調達。空輸でのCO2削減

 IT世界大手米アマゾンは7月8日、同社の空輸子会社アマゾン・エアが、持続可能な航空燃料(SAF)2,300万lを確保したと発表した。同燃料は、バイオ燃料北米最大手World Energyが生成。蘭ロイヤル・ダッチ・シェルのジェット燃料子会社シェル・アビエーションが供給した。

 アマゾンは2019年、2040年までに二酸化炭素ネット排出量ゼロ(カーボンニュートラル)を実現する自主的誓約「気候誓約(Climate Pledge)」を策定。しかし、同社にとって空輸は依然重要な輸送手段。通常の燃料と比べ二酸化炭素排出量が少ない代替手段として、持続可能な航空燃料(SAF)を採用した。今回同社が調達した燃料は、非可食部の農業廃棄物脂肪・油の原料をブレンド。二酸化炭素排出量も20%削減できる。

【参考】【アメリカ】アマゾン、2040年までのCO2ゼロ誓約イニシアチブ「Climate Pledge」発足。自ら第1号署名
【参考】【国際】アマゾン、気候誓約ファンド設立し2150億円拠出。2040年カーボンニュートラルに向け投資

 同社は2020年初旬、ワシントン発アリゾナ及びコネチカット行の二便で、持続可能な航空燃料(SAF)試験適用を実施。二酸化炭素排出量削減に寄与する技術の探求と試行を重視し、太陽光パネルへの投資や、リビアにおける電気自動車(EV)10万台の導入も継続的に行っている。その他森林回復では、Right Now Climate Fundを通じ、米国アパラチア山脈での森林再生プロジェクトや、ドイツのベルリンでの都市緑化イニシアチブに1億米ドル(約110億円)を投資済み。

 World Energyとロイヤル・ダッチ・シェルは、バイオジェット燃料を共同開発。アマゾン・エアは、シェル・アビエーションと協働し、空港へのバイオジェット燃料配備を行っている。

【参考】【国際】アマゾン、気候誓約ファンド設立し2150億円拠出。2040年カーボンニュートラルに向け投資

【参照ページ】Promoting a more sustainable future through Amazon Air

author image

株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

この記事のタグ

Sustainable Japanの特長

Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。

  • 時価総額上位100社の96%が登録済
  • 業界第一人者が編集長
  • 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
  • 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく ログインする

※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら

"【ランキング】2019年 ダボス会議「Global 100 Index: 世界で最も持続可能な企業100社」"を、お気に入りから削除しました。