英ボリス・ジョンソン首相は8月7日、2021年にグラスゴーで開催する気候変動枠組条約締約国会議(COP26)について、スポンサー企業に対し「気候変動要件」を設定した。気候変動対策に積極的でない企業からのスポンサーシップを受け付けないことを明確にした。
今回英政府が設定した要件は、
- 2050年までに二酸化炭素ネット排出量ゼロ(カーボンニュートラル)を実現する長期目標と科学的根拠に基づく短期目標の設定
- 気候変動との戦いに本格的に貢献する姿勢
- 経営資源、経営コミットメント、専門性を活用してCOP26を成功に導けるか
英政府は、スポンサー企業に対し、自らの背中で国際社会や産業界をリードできるかどうかをスポンサーの条件に課した。国際的なイベントでのスポンサーシップは、企業のマーケティングにとって非常に重要な施策。この動きが他のイベントにも広がると、スポンサーになるためにも企業は気候変動について真剣に取り組まざるをえなくなっていく。
【参照ページ】SPONSORSHIP AND SUPPORT