Skip navigation
サステナビリティ・
ESG金融のニュース
時価総額上位100社の96%が
Sustainable Japanに登録している。その理由は?

【アメリカ】日本製鉄とミタル、電炉新設で正式契約。自動車鋼板向けスラブも製造予定

 日本製鉄とアルセロール・ミタルは12月22日、両社の米国折半合弁会社AM/NS Calvert LLCで、電炉を新設することで正式契約を締結したと発表した。これまで日本製鉄は、品質が低いとして電炉には消極的だったが、気候変動対策のために電炉を強化するプレッシャーを機関投資家やNGOから受けていた。今回米国で電炉での高品質製鉄にチャレンジする。

 現在、アラバマ州カルバートにある同合弁会社は、国内外から調達した半製品(スラブ)を圧延して薄板製品を製造。現在の年間生産能力は、熱延が530万t、冷延が250万t、連続焼鈍が60万t、溶融亜鉛めっきが約140万t。そして、今回発表の電炉新設により、スラブ所要の一部を自所製造することが可能となる。建設する電炉は、年間生産能力150万t。投資額は7.75億米ドル(約800億円)。稼働開始は2023年上半期を予定。

 同電炉では、第3世代超ハイテン(980Mpa以上)を含む自動車鋼板向けスラブの製造も行うことを計画。日本製鉄は、米国内屈指の設備能力を誇る同合弁会社にリソースを集中し、北米で先端商品も含めたフルメニューの高級鋼板製造・供給体制を強化する。

【参照ページ】AM/NS Calvertにおける電気炉新設に関する正式契約締結について

author image

株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

この記事のタグ

Sustainable Japanの特長

Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。

  • 時価総額上位100社の96%が登録済
  • 業界第一人者が編集長
  • 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
  • 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく ログインする

※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら

"【ランキング】2019年 ダボス会議「Global 100 Index: 世界で最も持続可能な企業100社」"を、お気に入りから削除しました。