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【アメリカ】2024年までに再エネ発電プロジェクトが約180GWに到達。共和党州でも大幅な伸長

 米市場分析大手は12月末、米国での再生可能エネルギー発電の新設発電容量が、建設中のものも含め、2020年から2024年までに180GW近くにまで到達するとの予測を発表した。新型コロナウイルス・パンデミックによる経済的な混乱にもかかわらず、米国での再生可能エネルギー発電市場は大幅に伸長する見込み。

 今回の予測をまとめたのは、S&P グローバル・マーケット・インテリジェンス。太陽光発電と風力発電だけで、2020年から2024年の新設設備容量は172.5GWに到達。そのうち、太陽光発電が96.8GW、風力発電が75.7GWとなると予測した。

 2020年の状況では、パンデミックにより、エネルギー業界の失業の増加、建設の遅延、発電所建設での資本へのアクセスの難易度増加等の影響を受けたが、それでも設備容量は大きく伸びた。プロジェクト・パイプラインでは、建設中のものも含め、2020年は風力発電で約22GW、太陽光発電で約10GWと堅調だった。

 発電所建設が活況なのは、米国東海岸の諸州と、テキサス州、オクラホマ州、ワイオミング州等。西海岸以上に、中西部でプロジェクトが盛り上がっている。これらの州は、伝統的にレッドステートと呼ばれる共和党州だが、再生可能エネルギーは共和党州がプロジェクトの震源地となっている。

 プロジェクト開発の大手企業では、太陽光発電では、上位から、ネクステラ・エナジー、インベナジー、EDFグループ、Apex Clean Energy、マッコーリー・グリーン・インベストメントの順。風力発電では、Apex Clean Energy、インベナジー、ネクステラ・エナジー、RWE、エンジーの順。

 S&P グローバル・マーケット・インテリジェンスは、ジョー・バイデン次期政権の政策も大きな追い風になると表明した。

【参照ページ】US renewable pipeline poised to add 172.5 GW through 2024

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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