アパレル世界大手米VFコーポレーションは1月14日、1次サプライヤー(ティア1)から4次サプライヤー(ティア4)までの全サプライヤー情報を公表した。サプライヤーの公表については海外や日本でも例があるが、この規模での公開は今回が世界初という。情報はダウンロードも可能。
同社は今回、ティア1を最終製品生産、ティア2を繊維生産、ティア3を原材料加工、ティア4を原材料生産、ティア5を原材料栽培・畜産と位置づけ、ティア4までのデータを開示することを宣言した形。
同社はティア4までのサプライヤー情報を公表する理由について、透明性向上のための継続的な改善の一貫と説明。社会と地球のサステナビリティを高めるために重要との考えを示した。透明にすることで、実質的なサステナビリティ・パフォーマンスを高める効果につなげることで、幅広いステークホルダに対し、自社の製品が責任ある手法で製造されていると言える自信を高めていくという。
今回公表したのは、同社グループの全商品ではなく、売れ筋の46商品のみ。但し、2021年12月までには主要10ブランドの主要製品は全て開示する方向で動いているという。
【参照ページ】VF Corporation Launches Enhanced Product Traceability Mapping Data Providing Unprecedented Industry Supply Chain Transparency
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