米環境NGOのStand.earthは7月29日、アパレル47社の気候変動対策でのパリ協定コミット度格付「化石燃料ファッション・スコアカード」の2021年結果を発表した。日本企業も対象となった。
同調査では、生産工程での再生可能エネルギー活用35%、1.5℃目標へのコミットとサプライチェーンのエネルギー透明性が25%、再生可能エネルギーに関するアドボカシー15%、低炭素で寿命の長い素材の活用15%、グリーン輸送10%で構成。ローデータでは、企業開示の他、Sustainable Apparel Coalition(SAC)のHigg Indexのデータも活用された。
評価の結果は、マムートが、47社中最高位で「B-」を獲得。続いてNIKEの「C+」が2位。その後に、アシックス、リーバイ・ストラウス、プーマ、VFコーポレーションが「C」だった。アディダス、H&M、パタゴニア、アークテリクスが「C-」。パタゴニアに関しては、コミットメントは先進的だが、情報開示不足や開示の曖昧さが評価を下げた。
最下位の「F」ランクは20社。日本企業では、ファーストリテイリングが「F」だった。ファーストリテイリングは、5つの評価項目のうち、Fが3つ、Dが2つだった。
【参照ページ】Fossil Fuel Fashion Scorecard 2021
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