環境省とアマゾンは8月30日、保護犬・保護猫の譲渡促進に関する第1号のパートナーシップを締結した。ペットの殺処分を減らすため、地方自治体や動物保護団体による譲渡活動を支援し、行き場を失った犬猫が新たな飼い主のもとに引き取られるようにしていく。
環境省では、人と動物の共生社会の実現に向け、犬猫の殺処分の削減政策を実施。過去10年で殺処分数は7分の1に減少したが、それでも2019年度で約3万頭が殺処分されている。
今回のプログラムでは、アマゾンは、犬や猫を飼いたい方が安心して利用できる近隣の保護団体の情報提供と、保護犬・保護猫を家庭に迎える利用者の悩み相談を獣医が無料でアドバイスするサービスを展開する。環境省は、専門的な助言や支援を提供するとともに、地方自治体にプログラムへの参加を呼びかける。さらに、地方自治体を通じて、全国の動物保護団体にもプログラムへの参加を呼びかける。
アマゾンはすでに、動物保護施設で生活する犬や猫を「ほしい物リスト」を通じて支援する「動物保護施設支援プログラム」を展開。しかし、近隣の信頼できる動物保護団体を把握することが課題だった。その課題の部分を、環境省が支援する。
【参照ページ】犬猫との共生社会を推進するプロジェクト「つなぐ絆、つなぐ命」の創設及びAmazonとのパートナーシップの締結について
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