IT世界大手米セールスフォースは9月20日、カーボンクレジット取引プラットフォーム「Net Zero Marketplace」を開始すると発表した。10月からまず米国でカーボンクレジットの購入が可能。2023年には米国以外にも拡大予定。
Net Zero Marketplaceは、カーボンクレジット購入者とクレジット創出者のマッチングを行うプラットフォーム。気候変動に関する学習コンテンツも提供する。
プラットフォーム設立には、Time誌運営の二酸化炭素排出量削減プロジェクト・キュレーション「CO2.com」、カーボンクレジットプロバイダーのClimate Impact Partners、Cloverly、Lune、Pachama、Native、A Public Benefit Corporation、Respira International、South Pole、第三者評価機関のCalyx Global、Sylvera等がパートナーとして参画した。
取引するクレジットは、アフリカ、オーストラリア、欧州、中南米、米国の11カ国で実施予定のプロジェクト90件のもの。プロジェクトテーマは、森林保護、植林、風力発電、太陽熱調理器、農地炭素貯留等。実施プロジェクトには、第三者評価機関Calyx Global及びSylveraによる検証も行う。プロジェクト評価は一元公開され、透明性も確保する。
クレジットは、誰でも同プラットフォームにアクセスすることで購入可能。クレジット購入者は、オフセットプロジェクトの進捗状況も把握できる。
また、セールスフォース提供の炭素会計ソリューション「Net Zero Cloud」のユーザーは、今回のNet Zero Marketplaceプラットフォームと統合でき、現状の二酸化炭素排出量との照合やモニタリングもできる。
【参照ページ】Salesforce Announces First-of-Its-Kind Carbon Credit Marketplace, Empowering Any Organization to Take Climate Action on Their Journey to Net Zero
【参照ページ】Salesforce、カーボンクレジットマーケットプレイスを発表し、 ネットゼロを目指すすべての組織の気候変動対策を支援
【画像】Salesforce
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