国際再生可能エネルギー機関(IRENA)とアラブ首長国連邦(UAE)国営ドバイ・ワールドの港湾管理子会社DPワールドは11月24日、海運セクターのカーボンニュートラル実現に向けてパートナーシップを締結することを発表した。
DPワールドは、2040年までにスコープ1、スコープ2で、2050年までにスコープ3を含むカーボンニュートラルを目標に掲げている。同社は2022年11月、今後5年間で最大5億米ドル(約650億円)を投じ、自社事業からの二酸化炭素排出量を約70万t削減する計画を発表済み。UAE事業の二酸化炭素排出量は2023年に半減しており、ドバイ港に必要な電力を全て再生可能エネルギーで賄っている。
【参考】【UAE】マースクとDPワールド、ドバイ港でのターンアラウンドタイム短縮等で協働。燃料消費削減(2023年2月3日)
IRENAの1.5℃シナリオでは、海運セクターの燃料構成比を、アンモニア、メタノール、水素の比率を2050年までに61%にする必要がある。今回の発表を通じて、再生可能エネルギーに基づく燃料の利用を増加させるために必要な供給網、インフラを整備し、技術的課題を解決するために協力していく。
【参照ページ】IRENA and DP World to Advance Decarbonisation Solutions for Ports and Maritime Logistics
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