
国際環境NGOのThe Climate Group(TCG)のは9月24日、1時間単位の電力で24時間365日再生可能エネルギー等での事業運営を行うイニシアチブ「24/7カーボンフリー連合(24/7 Carbon-Free Coalition)」を発足したと発表した。8社が発足時加盟企業となった。
今回加盟したのは、グーグル、アストラゼネカ、ボーダフォンUK、エアトランク、Shree Cement、Iron Mountain Data Centers。2025年に大規模に参加を募る準備を進める。
24/7カーボンフリー連合では、電力需要とカーボンフリー発電を、消費が発生する場所で1位時間単位でマッチングさせ、24時間365日カーボンフリー電力を実現する。これにより、実際の事業場所付近での再生可能エネルギー電源の普及に関する需要シグナルを送っていく。同連合では、同時同場所での電源需要を発することが、効果的に再生可能エネルギー発電所の設置を加速させる手段とみている。
「カーボンフリー電力」には、再生可能エネルギーに加え、蓄電や新たなディスパッチ可能なテクノロジーも含めて検討していく。原子力発電を含める意思はない模様。
日本では、小売電気事業者には30分単位での電力マッチングを法定義務化しており、同時性の概念では物理的に障壁はない。但し、非化石証書やグリーン電力証書等の環境価値証書には、同時性の概念が導入されていないため、送電網を介した電力購入をした場合には現状では制度的に実現が困難。
【参照ページ】International businesses back new initiative to boost carbon-free power across the world
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