
グローバルセメント・コンクリート協会(GCCA)は11月19日、国連気候変動枠組条約第29回バクー締約国会議(COP29)の場で、「低炭素セメント」「低炭素コンクリート」「ニヤリー・ネットゼロ・セメント」「ニヤリー・ネットゼロ・コンクリート」の国際定義を発表した。
GCCAは2021年、世界の主要なセメント・コンクリート企業の総意として、「ネットゼロ・コンクリートのための2050年セメント・コンクリート産業ロードマップ」を発表。特に、公共調達を通じ、低炭素セメント・コンクリート製品の需要を喚起することを要請していた。その一環として、クリーンエネルギー閣僚会議(IDDI)と協働し、国際定義を決定した。
今回の国際定義では、国際エネルギー機関(IEA)の指標を基準として採用。「低炭素セメント」「低炭素コンクリート」「ニヤリー・ネットゼロ・セメント」「ニヤリー・ネットゼロ・コンクリート」を訴求できる体積当たりの原単位排出量を設定した。
廃棄物を代替原燃料として用いた場合には、当該原燃料に関する排出量から控除できる。一方、廃棄物を代替原燃料とした場合にも発生するメタンについてはカウントする。
GCCAは2020年9月、セメント業界での2050年までにカーボンニュートラルを達成するという目標を発表。2022年10月、実現ロードマップを発表している。
【参照ページ】COP29: INTERNATIONAL DEFINITIONS FOR LOW CARBON CEMENT AND CONCRETE LAUNCHED TO FAST-TRACK GREEN PROCUREMENT OF ESSENTIAL BUILDING MATERIALS
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