
小売世界大手米ウォルマートは9月8日、2025年度の「ESGレポート」を発行した。2017年に開始したサプライチェーンの温室効果ガス排出量を10億t削減する「Project Gigaton」が目標を5年前倒しで2025年度に1Gtを達成したと発表した。
【参考】【国際】ウォルマート、サプライヤーにCO2排出量削減基準を厳格化。SBT設定やCDP高スコア(2021年12月27日)
【参考】【アメリカ】ウォルマート、商品納入企業にCO2削減を要望する「Project Gigaton」始動(2017年4月27日)
同プロジェクトでの2024年度の削減量は1.98億t。内訳は、エネルギー由来が6,180万t、廃棄物由来が4,950万t、製品由来が4,340万t、事業由来が1,760万t、自然由来が1,050万t、パッケージ由来が980万t、輸送由来が62万t。2018年度からの累積では12億tとなった。
一方、同社のスコープ1、2、3の削減は苦戦している。2024年度のスコープ1とスコープ2は前年比1.1%増。スコープ3は同1.8%増。原単位排出量では、2024年度のスコープ1と2は前年比3.7%減、2015年度比では47.4%減となっている。とりわけ再生可能エネルギー調達率は2024年度の48.5%にまで上昇し、2025年までに50%、2035年までに100%とする目標に近づいている。
生態系・自然資本分野では、主要コモディティでサプライヤーが実践している持続可能な農業の面積を2024年度から公表。前年から700万エーカー増え、3,700万エーカーとなった。
【参照ページ】FY2025 ESG Report
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