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【国際】海洋蓄熱量が過去最高。海面上昇は年4.2ミリペース。EUコペルニクス警鐘

 EU地球観測プログラム「コペルニクス海洋環境モニタリングサービス」を運営するメルカトル・オーシャン・インターナショナルは9月29日、「海洋状況報告書」の第10版を公表した。海洋の温暖化や海面上昇、酸性化の進行に加え、記録的な海洋熱波や生態系の変化を報告。海洋科学の知見をインフラ整備や防災、資源管理に反映させる「知識から行動へ」をテーマに、政策と事業活動への活用を促した。

 同報告書は、欧州の周辺海域と世界の海洋を対象に、観測データやモデルに基づいて海の状態と変化を分析している。今回は、近年の極端現象と長期的な変化を整理するとともに、監視、予測、計画の各段階で科学的知見を活用する事例を紹介した。海洋環境の変化が、沿岸住民の生活や経済活動、安全保障にも影響を及ぼすことを示した。

 海洋は、人間活動に伴う炭素排出の約3分の1と、余剰熱の約90%を吸収している。同報告書によると、2025年の海洋蓄熱量は観測史上最高となった。同年の海面水温は1981年から2010年の平均を0.49℃上回り、過去3番目の高さだった。1982年から2025年の海面水温の上昇率は10年当たり0.12℃。海洋に蓄積される熱の増加は、生態系への負荷や極端現象を理解する上で重要な背景となる。

 世界の海面は1999年から2025年に年平均3.8mm上昇し、2012年から2025年では年4.2mmの上昇だった。海洋の酸性度も…

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