
日本航空(JAL)は4月10日、国際航空運送協会(IATA)の航空保安管理認証プログラム「IATAセキュリティ管理システム(SeMS)」で、世界初のレベル2を1月17日に取得したと発表した。
IATAは2024年10月、航空保安の強化を目的としたSeMS認証プログラムを開始。従来のコンプライアンス重視から、セキュリティリスクの積極的な特定・軽減と継続的改善へのシフトを目指す。
SeMSは、国際民間航空機関(ICAO)が定める航空セキュリティに関する附属書17の必須要件とはなっていない。但し、2007年以降の航空会社の運航管理及び制御システムを評価するIATA運航安全監査(IOSA)の登録航空企業には義務化。SeMSの導入はIATA、国際民間航空機関(ICAO)、世界各国の航空規制当局により支持されている。
同プログラムは、セキュリティパフォーマンスに悪影響を及ぼす可能性のあるリスク、脅威、ギャップ、課題を特定し、改善のための原則と指針の枠組みを提供。対象は、航空会社、空港、貨物取扱施設、貨物フォワーダーグランドハンドリングサービスプロバイダー、警備会社等。組織のセキュリティ成熟度に合わせ、レベル1から3までの段階的アプローチが採用されている。
- レベル1:開発の初期段階にあり、基礎要素が確立され、正式な文書化と一貫した適用に向けて継続的に進歩している
- レベル2:SeMSマニュアルに完全に準拠し、包括的に文書化され、関連する全ての領域において一貫して適用されている
- レベル3:高度なレベルで実装され、最高水準を達成。継続的な改善の文化を醸成しつつ、セキュリティリスクを積極的に特定、軽減、管理している
さらに、積極的なセキュリティ管理への移行を促進するため、SeMSコミュニティ、自己評価ツールも提供。IOSA登録航空企業は2025年1月から、グランドハンドリング、警備、ケータリング等の外部サービスプロバイダーに対してもSeMSの実施に関する監督責任が発生している。
JALは今回、グループ全体で経営の積極的な関与の下、規程類の整備や責任の明確化、新たな脅威や各国当局の規制変更に能動的に対応できるリスク管理体制、業界のベストプラクティスの導入、外部・内部監査や保安事例等の振り返り等を通じ、航空セキュリティを継続的に向上してきたことが評価された。
【参照ページ】JAL、 IATAから航空保安管理の国際認証を取得
【参照ページ】IATA Launches SeMS Certification to Enhance Aviation Security Risk Management
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