
米フェアトレード推進機関フェアトレードUSAは6月11日、10月1日からフェアトレード認証カカオの最低価格を20%引き上げると発表した。西アフリカのカカオ産地での貧困対策のため、生活が可能な水準に賃金を近づける。同団体は、パブリックコメント募集等を通じて意見を求めていたが、産地の長期的な安定性のためには必要と判断した。
今回の引き上げにより、認証カカオの最低価格は、100万t当たり2,000米ドルから2,400万米ドルに上昇する。さらにオーガニックのものは、市場価格またはカカオ最低価格のいずれか高い方から300米ドル高い価格で取引される。認証カカオ売買では、10%の「プレミアム」分が含まれており、プレミアムは同団体のファンド「Fair Trade Community Development Fund」で運用され、生産地の飲料水や病院、奨学金、教材費等に支出されている。
カカオの国際価格は、2017年度に30%以上も下落し、現在コートジボワールでの時価は100万t当たり2,124米ドルだが、生産農家は毎日1米ドル以下での生活を余儀なくされている。
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