LG Electronics USA(米国LG電子)は8月27日、LGの最新OLEDテレビ(55EC9300モデル)が、UL Environmentからテレビ業界では世界初となるGREENGUARD認証を受けたと発表した。UL Environmentは、製品安全規格に関する第三者認証機関UL(Underwriters Laboratories:米国保険業者安全試験所)にて環境に関する評価を実施している部門。
GREENGUARD認証は、電化製品などから屋内へ排出される揮発性有機化合物が非常に少ないことを保証するものだ。世界で最も厳格かつ包括的な基準として知られており、同認証を受けるためには400以上の基準と評価システム、調達ポリシーをクリアする必要がある。UL Environmentによれば、テレビの製造に必要な様々な複雑な部品やプラスティック、その他の物質は、多くの化学物質、ホルムアルデヒドを排出する可能性があるという。
今回GREENGUARD認証を受けたLG電子の55EC9300モデルは、8月から米国国内で販売が開始されている。
UL Environmentの副代表兼ゼネラルマネージャーを務めるLisa Meler氏は「電化製品が我々の生活や仕事環境に浸透するにつれ、これらの電化製品が我々の健康や生活の質に与える影響についても考える必要が出てきている。我々は90%の時間を屋内で過ごしており、特に室内の空気質に対する影響を考慮することが重要だ。最新のOLEDテレビでGREENGUARD認証を取得するというLG電子の先進的な取り組みは、より安全で健康に優しい製品を市場に送り出したいという同社のコミットメントの表れだ」と語り、LG電子の環境への取り組みを賞賛した。
また、米国LG電子のホームエンターテイメント上席副社長を務めるThomas Lee氏は「LGのOLEDテレビは、深い黒とより豊かで明るい色彩表現を実現する無限のコントラスト比で、大変優れた高画質を提供しており、業界全体を魅了している。さらに、テレビで初めてGREEN GUARD認証を取得したことは、同製品の革新性を更に際立たせている」と語った。
今回のLG55EC9300へのGREENGUARD認証は、LG電子の環境に配慮した製品開発への取り組みの一端に過ぎない。例えば55EC9300は、そのエネルギー効率の高さが評価され、OLEDテレビとして初めて米国EPA(Environment Protection Agency:米国環境保護庁)よりENERGY STAR®認証を取得している。
同製品はエネルギーセーブモード状態ではディスプレイの明るさが自動的に視聴環境に合わせて調整され、Federal Trade Commission(米国流通委員会)のエネルギーガイドによれば、LG55EC9300は年間で17ドル程度しか電気を消費しないという。
【企業サイト】LG電子
【参考サイト】UL Environment
【参考サイト】GREENGUARD CERTIFICATION
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