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【日本】ボーイングと日本の航空会社ら、東京オリンピックまでに持続可能なバイオ燃料を開発へ

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 米航空機大手のボーイングは7月8日、全日本空輸(ANA)や日本航空(JAL)など日本の主要な航空業界関係者らともに、2020年の東京オリンピック・パラリンピックまでに持続可能な航空バイオ燃料を開発する計画を発表した。

 航空業界各社および日本政府らで組織される次世代航空機燃料イニシアティブ(INAF)が、持続可能な航空バイオ燃料の開発に向けたオリンピックまでの5年ロードマップを策定した。計画の中には、日本のエネルギー保障の強化、航空機の温室効果ガス排出量削減に向けた産学官の連携、地方自治体の固形廃棄物、植物油、動物油脂、使用済み食用油、藻、セルロース系バイオマス等のバイオ燃料への活用、次世代航空燃料の導入を促進する政策インセンティブなどが含まれる。

 INAFは日本における次世代航空燃料のサプライチェーン構築を目的として2014年に設立されたコンソーシアムで、ボーイング、ANA、JAL、日本貨物航空、日本政府、東京大学など46の企業・組織が参画している。INAFは今回のロードマップ策定にあたり、原材料調達、サステナブルな航空燃料の製造、バイオ燃料と石油由来燃料の混合、空港の燃料インフラにバイオ燃料を組み入れる方法など、サプライチェーンに関する全体的なアセスメントを行った。INAFは、日本および航空業界にとって東京オリンピック・パラリンピックは環境へのコミットメントを世界にアピールする「絶好の機会」だと位置づけている。

 米国エネルギー省によると、持続可能な方法で生産されたバイオ燃料の使用により、従来の化石燃料と比較してCO2排出量をライフサイクル全体で50~80%削減できるという。

 オリンピックの前後では選手や関係者、観客など数多くの人々が飛行機を利用して日本にやってくることが予想される。「サステナビリティ」を大会の主要テーマに据える2020年オリンピックに向け、航空業界全体が一丸となった取り組みが始まっている。

【参照リリース】Boeing, Japanese Aviation Industry Unveil Biofuel 'Roadmap' to 2020 Olympics
【企業サイト】Boeing
【参考サイト】INAF

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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