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【アメリカ】トランプ政権、海洋大気庁下の気候変動に関する諮問委員会を解散

 米トランプ政権は8月20日、商務省海洋大気庁(NOAA)に設置していた気候変動に関する諮問委員会「Advisory Committee for the Sustained National Climate Assessment」を解散することを決定した。

 同委員会は、気候変動に関する政策提言の役割を果たす全米気候評価報告書(National Climate Assessment)の活動の一環として誕生。全米気候評価報告書は、4年毎に報告書を発表することになっているが、実際には1990年以降3回しか作成されていない。同委員会は、同報告書の分析を踏まえ、地方政府当局に対する具体的な提言をまとめるため、大学教授や専門家ら15名を委員とし設立されていた。しかし、同委員会は今年8月20日に任期満了を迎え、トランプ政権は同委員会を更新しないことを決定した。

 次回の第4次全米気候評価報告書は、2018年に発表されることになっているが、トランプ政権下でどのような内容となるかは未知数。同報告書の一次資料となる「気候科学特別報告書(Climate Science Special Report)」の内容の一部が最近リークされ、人間社会が1951年から2010年までに華氏1.1度から華氏1.3度の地球気温上昇に責任があるとする報告内容が含まれていたようだが、トランプ政権の見解とは異なるため、最終的にどのような形にまとめあげられるのか不安な声が上がっている。

【参照ページ】NOAA

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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