国連環境計画金融イニシアチブ(UNEP FI)に参加する26銀行は5月29日、持続可能な銀行原則の策定に向け連携を開始していると発表した。サステナビリティを重視する金融機関イニシアチブには、機関投資家による国連責任投資原則(PRI)、保険企業による持続可能な保険原則(PSI)が発足し、活動を展開している。今回、銀行分野のイニシアチブを発足させ、パリ協定や国連持続可能な開発目標(SDGs)を重視した銀行業務の推進を目指す。
持続可能な銀行原則の策定に参加しているのは、バークレイズ(英国)、BNPパリバ(フランス)、ソシエテ・ジェネラル(フランス)、ING(オランダ)、トリオドス銀行(オランダ)、サンタンデール銀行(スペイン)、BBVA(スペイン)、ノルデア銀行(ノルウェー)、中国工商銀行(ICBC)、新韓フィナンシャルグループ(韓国)、ハナ金融グループ(韓国)、ウエストパック・グループ(オーストラリア)、YES銀行(インド)、ランド銀行(南アフリカ)、ファーストランド(南アフリカ)、スタンダード銀行(南アフリカ)、アクセス銀行(ナイジェリア)、AAIB(エジプト)、CIB(エジプト)、KCBグループ(ケニア)、ガランティ銀行(トルコ)、ピチンチャ銀行(エクアドル)、バノルテ銀行(メキシコ)、ゴロムト銀行(モンゴル)、ピレウス銀行(ギリシャ)。日本の銀行は参加していない。
26銀行はすでに4月19日と20日にロンドンで会合を開催。今後、各地域の銀行協会、規制当局、国連機関等からの意見収集を行い、11月26日のパリで開催されるUNEP FIグローバル・ラウンドテーブル2018で原則案を発表する予定。原則には、グローバルなベンチマークの設定、インパクト測定等も含まれる予定。
【参照ページ】26 UNEP FI BANKING MEMBERS WORKING TOGETHER TO REDEFINE HOW THE BANKING INDUSTRY DELIVERS A SUSTAINABLE FUTURE
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