【国際】自然資本金融推進NCFA、環境変化の経済影響分析ツール「ENCORE」リリース。UNEP支援 2019/01/25 最新ニュース

 自然資本分野の国際金融業界団体「Natural Capital Finance Alliance(NCFA)」は1月16日、環境変化が経済に与える影響を整理及び可視化したオンライン・ツール「ENCORE(Exploring Natural Capital Opportunities, Risks and Exposure)」をリリースした。同ツール上では、金融機関向けに、数多くの自然資本について、経済活動に与える機会、リスク、エクスポージャーを分析、マッピングしている。

 今回のツール開発には、連環境計画の世界自然保全モニタリングセンター(UNEP-WCMC)も協力し、スイス連邦経済省(SECO)とスイスに本部を置くMAVA財団が活動資金を拠出した。自然資本に対する企業の関心が高まる中、金融機関も投融資において自然資本を考慮することを目指している。

 NCFAは、自然資本連合(NCC)とも連携し、2018年4月に「自然資本視点を活用した金融機関向け事業ガイドライン「Finance Sector Supplement」を発行するなど、活発に活動を展開している。

【参考】【国際】自然資本連合NCC、自然資本プロトコル金融セクター補足書を発行。先行事例も紹介(2018年4月25日)

 NCFAのステアリングコミッティーは、インドのYES BANKの幹部を委員長とし、豪ナショナル・オーストラリア銀行、仏預金供託金庫(CDC)の生物多様性支援事業会社(CDC Biodiversité)、イタリアのウニクレディト、世界自然保護基金(WWF)UK、国際自然保護連合(IUCN)、Global Canopy、国連環境計画(UNEP)、国連環境計画金融イニシアチブ(UNEP FI)、国際金融公社(IFC)が委員に就いている。また、スイス連邦経済省、ドイツ連邦経済開発協力省、在英ブラジル大使館、UN-REDDプログラム、ブルームバーグ財団、ゴードン・ベティ・ムーア財団、CHK Charities、Dulverton Trust、Esmée Fairbairn Foundation、Golden Bottle Trust、TEEB(生態系と生物多様性の経済学)イニシアチブも活動を支持している。

 また、NCFAは2012年、金融機関向けに自然資本考慮を宣言する「自然資本宣言(NCD)」を策定。すでに、国際金融公社(IFC)、シティグループ、スタンダードチャータード、仏預金供託金庫、ウニクレディト、ラボバンク、ビルバオ・ビスカヤ・アルヘンタリア銀行(BBVA)MN、ナショナル・オーストラリア銀行、First Green Bank、中国の招商銀行、ケニア商業銀行、YES Bank、Actiam、Zevin Asset Management等が署名している。日本からは、三井住友トラストホールディングス、MS&ADインシュアランスグループホールディングスが署名している。

【参照ページ】Launch of natural capital framework for financial institutions
【サイト】ENCORE

株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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