信用格付世界大手米ムーディーズは7月24日、米気候変動物理的リスクアセスメント大手Four Twenty Seven(427)を株式過半数を取得したと発表した。同社のESGリスク評価機能を強化する。427は、買収後も引き続きブランドを継続し、現在米カリフォルニア州・バークレーにある本社も維持する。
427のデータセットやリスクアセスメント・ツールは、機関投資家や不動産企業を中心に支持を広げている。現在、異常気象、ハリケーン・台風、海面上昇、熱波、水ストレス、旱魃、洪水等、気候変動がもたらす幅広い自然災害をカバー。現在、196ヵ国2,000社100万施設の物理的リスクに関する分析結果を保有。不動産投資信託(REIT)320本も分析済み。
ムーディーズは4月、ESG評価大手Vigeo Eirisを買収。ESG評価機能の強化を急いでいる。
【参考】【国際】ムーディーズ、Vigeo EIRISを買収。株式過半数取得。業界再編進む
【参照ページ】Moody’s Acquires Majority Stake in Four Twenty Seven, Inc., a Leader in Climate Data and Risk Analysis
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