消費財世界大手英蘭ユニリーバのアラン・ジョープCEOは、同社のサステナビリティ・アクションに貢献しないブランドは売却していく意向を表明した。有名ブランドのマーマイト、マグナム、ポットヌードル等が対象になる可能性があるとし、改めて自らの「存在価値」を定めるよう促した。英紙ガーディアンが7月25日、報じた。
ジョープCEOは、洗濯用洗剤やシャンプーを例に出し、「ただ洗ったら白くなるだけの洗剤や、髪が輝くシャンプーだけでは十分ではなく、消費者が買いたくなる『目的(Purpose)』が必要と」と言及。何十年も続けていけるだけの社会価値や環境価値がなければ、ユニリーバの商品ブランドとしては続けられないという考えを示した。
今回引き合いに出されたブランドも現在は利益が出ており、売却すると利益が損なわれるが、ジョープCEOは「高くつくものだけ原則だけが原則足りうる」とし、原則を重視していく姿勢を強調した。
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