金融世界大手スイスUBSは2月24日、プライベートバンク顧客向けの新たなサステナブル・テーマ投資プログラム・シリーズを発表した。サステナビリティの各分野に関する白書を発表するとともに、有望な金融商品を紹介していく。
今回のシリーズ第1号では、廃棄物をテーマに扱った。世界では世界人口の10%が飢餓に苦しむ一方、毎年生産された食品の約30%は食品廃棄物となり廃棄されている。またプラスチック廃棄物は、2050年までに魚の数よりも多くなると予測されている。
今回の白書では、高い投資リターンが見込める有望な廃棄物削減ソリューションや、成長が期待される廃棄物マネジメント企業及び廃棄物削減に成功している企業の株式や債券も紹介する。またグリーンボンドのスキームを活用した廃棄物削減ボンドのフレームワークも紹介した。
UBSは、サステナブル・テーマ投資ファンドですでに成果を挙げている。2年前にプライベートバンク顧客向けに打ち出した100%サステナブル・クロスアセット・ポートフォリオへの募集金額は100億米ドルを突破し、設定時から10倍となった。今回開始するプログラムを通じ、さらにプライベートバンク顧客からサステナブル投資ファンドへの資金を動員していく戦略。
【参照ページ】UBS launches new private client program following landmark thematic and sustainable investing achievements
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