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【インド】政府、東南アジアからアフリカまで140ヶ国以上の太陽光発電連系構想発表。提案書募集

 インド新・再生可能エネルギー省(MNRE)は5月27日、大規模の太陽光発電を行い地域間連系するエネルギー構想「One Sun One World One Grid(OSOWOG)」を具体化するための提案依頼書を公表した。OSOWOGは2018年10月にナレンドラ・モディ首相が提唱し、国際的な連携を呼びかけている。

 同省は今回、OSOWOGを実現するため、東は東南アジア、西はアフリカ地域までを含む140国以上の規模での太陽光発電ネットワークを実現するとのビジョンを発表。3フェーズでの導入計画を示した。フェーズ1では、インドを中心に、中東から東南アジアまでの系統を整備し、電力ピーク時も含めた電力供給を実現するための制度や電気料金のあり方を検討する。フェーズ2は、さらにアフリカ諸国までを系統接続。フェーズ3では、世界全体をつなぐ規模にするというもの。今回の公募は、その実行計画の提案を求めるもの。

 OSOWOGは、長距離の系統を整備することで、天気が良く太陽光発電が可能な地域が、天気が悪く発電できない地域に送電するというアイデア。2年以内に国境2、3ヶ所で実際に越境系統プロジェクトも行うという。

 モディ首相は2015年、当時の仏オランド大統領がとともに、太陽光発電推進の国際機関「国際太陽光連盟(ISA)」を発足し、2030年までに世界で合計1兆米ドルを投資し、1,000GWの太陽光発電を設置するイニシアチブをスタート。インドはすでに、ブータン、ネパール、ミャンマー、バングラデシュと系統接続しており電力を供給している。またスリランカとも系統接続する計画がある。2018年8月には、インド、バングラデシュ、ミャンマー、スリランカ、ブータン、ネパール、タイの7ヶ国で構成するベンガル湾多分野技術経済協力イニシアチブ(Bimstec)の会合で、系統接続する覚書も交わしている。

【参照ページ】REQUEST FOR PROPOSALS FOR DEVELOPING A LONG-TERM VISION, IMPLEMENTATION PLAN, ROAD MAP AND INSTITUTIONAL FRAMEWORK FOR IMPLEMENTING “ONE SUN ONE WORLD ONE GRID”

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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