private 【国際】「貿易経済は女性の社会進出やジェンダー平等を推進」。WTOと世界銀行の合同調査報告書 2020/08/13 最新ニュース

 世界銀行と世界貿易機関(WTO)は7月30日、貿易経済が女性に与えるメリットを分析した合同報告書を発表した。国際貿易の進展が女性の社会的地位の向上を推進していることを示した。同レポートに関する分析は、新型コロナウイルス・パンデミックの前に実施されたが、両機関は今回、パンデミックによってあらためて貿易の必要性が明らかとなったと伝えた。

 同調査では、72ヶ国もの多数の国について産業レベルで貿易が女性に与える影響を初めて分析。また、地域の貿易協定に関する女性関連条項についても分析を行った。

 その結果、貿易に従事している企業の女性従業員割合が33%なのに対し、貿易に関与しない企業は24%と低く、貿易が女性雇用を促進していることがわかった。また貿易により、賃金上昇、労働条件の改善、ジェンダー平等の改善につながっていることも示された。

 また、貿易の活性化により、サービス産業の振興、グローバル・バリューチェーンの拡大、デジタル経済の成長を促すという効果があることもわかった。関税を引下げ、非関税障壁を撤廃することで、女性の消費行動と生産活動を活性化し、それによりサービス貿易も活性化し、女性や小規模企業にも大きな恩恵が生まれていることを特定した。

 さらに同レポートは、貿易が女性に対してさらに大きなメリットを与えるための方策も提示。女性の教育機会やITスキル、金融アクセスの向上が重要と指摘した。また女性不平等を解消するための、政府、国際機関、企業の協働も重要と言及した。

 WTOは、現在協議が続けられているサービス、農業、Eコマース、中小・中堅企業での自由貿易推進に関するテーマが、貿易への女性参加を促すために重要と述べ、自由貿易を促進していく考えをみせた。 

【参照ページ】WTO, World Bank launch joint publication on the role of trade in empowering women

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