【日本】三井住友海上とLooop、気温と日射量での天候デリバティブ商品開発。電力事業の収益安定化

　MS&ADインシュアランスグループホールディングス傘下の三井住友海上火災保険と、Looopは10月15日、夏季気温と日射量変化に伴う電力小売事業の原価増大リスク低減を目的とし、天候デリバティブ商品を共同開発した。Loopによると同種の商品は電力業界初。

　電力事業では、一般敵に気温が上昇または低下して需要が変動する場合や、日射量が増加または減少する場合に、電力市場の価格が上下し、調達単価や販売価格が変動する。そのため、収益が不安定化しやすい。

　今回のデリバティブ商品は、気温と日射量の双方を指標とし、各指標において事前に定めた基準に対する乖離分に応じた金額が受領できる仕組み。これにより収益リスクを低減させることができる。

【参照ページ】Looop、業界初の気温変化と日射量変化を取引対象とする 天候デリバティブ商品を三井住友海上と共同開発