カナダ石油・ガス・パイプライン大手エンブリッジは11月6日、新たなESG目標として、2050年までの二酸化炭素ネット排出量ゼロ(カーボンニュートラル)と、2025年までに女性従業員比率40%を掲げた。
エンブリッジは、カナダと北米を中心に石油・ガス・パイプライン事業を営んでいる大手企業。原油パイプラインでは北米で約25%、ガスパイプラインでも約20%のシェアを持つ。また、カナダのオンタリオ州とケベック州で、ガス小売顧客を約380万人抱える。再生可能エネルギーでは、北米と欧州で約1,750MWの設備容量を持つ。
同社は今回、中間目標として、2030年までに原単位での二酸化炭素排出量35%減を設定。実現に向けては、設備最新化や省エネ設備の導入、購入電力の再生可能エネルギーへの切替による原単位での二酸化炭素排出量削減策に加え、風力発電、太陽光発電、水力発電、再生可能ガス事業への投資拡大と、カーボンオフセットを挙げた。今回の目標では、販売製品・サービスの使用から出る排出量は含まれていない模様。
ダイバーシティ目標では、2025年までに、女性従業員比率を40%、人種米のアリティ比率を28%、障害者雇用比率を6%、退役軍人雇用比率を7%、先住民従業員比率を3.5%にまで高める。またサプライヤーのダイバーシティ比率も高めるとした。
また取締役会でも、2025年までに女性比率を40%、人種マイノリティ比率を20%にまで引き上げる。
【参照ページ】Enbridge Sets New Environmental, Social and Governance Goals for the Future
Sustainable Japanの特長
Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。
- 時価総額上位100社の96%が登録済
- 業界第一人者が編集長
- 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
- 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく ログインする※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら