【中国】WHO、中国でのマラリア撲滅を宣言。1940年代の年間3,000万症例から大幅改善 2021/07/04 最新ニュース

【中国】WHO、中国でのマラリア撲滅を宣言。1940年代の年間3,000万症例から大幅改善 1

 世界保健機関(WHO)は6月30日、中国からマラリアが撲滅されたと発表した。中国では1940年代に毎年3,000万件のマラリア症例が報告されており、70年を経て、WHOからマラリアーフリー認証を取得した。

 マラリアの撲滅は、WHOの重要ミッションの一つで、他にも、2018年にウズベキスタンとパラグアイ、2019年にアルゼンチン、アルジェリア、2021年にはエルサルバドルもマラリアーフリー認証を取得している。WHOの西太平洋地域事務所では、オーストラリアが1981年、シンガポールが1982年、ブルネイが1987年に同様に取得しており、同地域では30年ぶりに認証取得国が出た。

 WHOは中国でマラリアを撲滅できた要因として、1950年代から中国の保健当局が抗マラリア薬を提供し、蔓延地域での殺虫剤の散布、さらに1967年からの「523プロジェクト」で、抗マラリア薬アルテミシニンを発見したことをあげた。さらに1980年代からは、殺虫剤処理ネット(ITN)を他国に先駆けて導入し、1990年末までに症例は117,000人にまで激減した。

 さらに撲滅に向けては、2010年には、健康、教育、金融、研究と科学、開発、公安、軍隊、警察、商業、産業と情報技術、税関、メディア、観光を代表する13の省庁が連携。最近では、医療施設がマラリア診断を1日の期限で当局に報告し、3日目の終わりまでに保健当局は蔓延リスクを判断。7日以内に拡大防止のための措置展開という「1-3-7」戦略を徹底した。中国では、マラリア流行国のラオス、ミャンマー、ベトナムと国境を接しており、サブサハラのアフリカ等からの帰国者の症例への対応にも警戒してきた。

【参照ページ】From 30 million cases to zero: China is certified malaria-free by WHO

株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

Facebookコメント (0)

ページ上部へ戻る