韓国大手財閥15社のCEOは9月8日、水素バリューチェーンを拡大するためのビジネス協議会「Korea H2 Business Summit(韓国水素ビジネスサミット)」を発足した。韓国内での水素エコノミーの拡大だけでなく、新興国での市場シェア拡大も目指す。
参画した企業は、現代自動車、現代重工業、SK、ポスコ、ロッテ、斗山、暁星(ヒョースン)、ハンファグループ、GS、コーロンの10社が中核企業となり、サムスン物産、イス(梨樹)、イルジn、D1、高麗亜鉛の5社も参画した。また、同日から開幕した「水素モビリティー・エネルギー・ショー」では、12ヶ国から150以上の企業や研究機関が参加する予定。
すでにSK、現代自動車、ポスコ、ハンファ、暁星の5大財閥は、水素関連事業に2030年までに総額43兆ウォン(約4兆円)を投資する計画を発表済み。現代自動車は今回のイベントで、2028年までに全ての商用車の車種で燃料電池(FCV)タイプを上市していく計画も発表している。モジュール式燃料電池「e-Bogie」を搭載し、既存のコンテナ輸送システムと同等の水素タンクで最大1,000kmの走行が可能という。2023年からは、第3世代の燃料電池技術の搭載を開始する予定。
SKは、年間最大3万tの水素生産プラントの建設を開始。ロッテも同様に水素の大規模生産を始める。ポスコは、水素還元製鉄に着手する。斗山重工業と現代重工業は、水素生成プラントエンジニアリング等を手掛ける。
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