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【国際】WBCSD、企業報告書の2021年動向調査。ページ数増加。オンラインファーストへ

 持続可能な発展を目指すグローバル企業団体WBCSD(持続可能な開発のための世界経済人会議)は10月20日、クリエイティブ・コンサルティング英Radley Yeldar(RY)と協働で、2021年のサステナビリティ報告に関する調査レポート「Reporting Matter 2022」を発表した。同レポートの発表は今年で10回目。今回は過去10年の歴史も振り返った。

 WBCSDは、2013年から毎年前年の主要企業のサステナビリティ報告書及び統合報告書をレビューしている。2022年までのレビュー総数は1,623。そのうち70点以上を取得した企業は、10年前の2013年と比べ8倍に増加。平均スコアも2013年の52から2022年には67へと大幅に増加した。

 WBCSD加盟企業154社の動向では、サステナビリティ報告書の平均ページ数は前年の102ページから2021年は165ページと大幅に増加。一部でも第三者保証を取得している企業も前年の82%から2021年は95%に増えた。発行タイミングは決算後4ヶ月が平均。報告媒体でも、98%がオンライン・ファースト・アプローチをとっており、こちらも前年の64%から大きく増えた。GRIスタンダードの参照状況では、前々年が87%、前年が77%、2021年は76%と徐々に減少している。一方、SASBスタンダードの参照状況は過去は徐々に上がっていたものの、前年の48%から2021年は44%へとダウンした。またSASBスタンダード参照企業のうち60%が北米企業だった。TCFDの参照は78%と過去最高だった。


(出所)WBCSD

 同レポートでは、グッドプラクティス事例も多数紹介されており、日本企業ではブリヂストンと横河電機が紹介された。

【参照ページ】Ten years of Reporting Matters: reflecting on a decade and gearing up for the future

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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