日本取引所グループ(JPX)傘下のJPX総研は3月30日、新たな株式指数「JPXプライム150指数」を創設する計画を発表した。今後詳細設計を進め、7月3日から算出を開始する。
今回の新指数開発の狙いは、東証プライム市場上場企業の中で、真に有望な銘柄を絞ることで、市場の魅力を海外の機関投資家にアピールする狙いがある。同様の構想は、東証再編時にもあったが、結果的に東証プライム上場企業は東証一部上場企業とほぼ同じ顔ぶれとなり、構想は実現していない。
JPXプライム150では、東証プライム上場企業で時価総額上位500銘柄のうち、上場基準を満たしている等の基本的な要件を満たしている銘柄がユニバース。そこから、ROEから株主資本コストを引いた「エクイティ・スプレッド」の上位75社と、PBRが1倍を超える銘柄を時価総額の高い順に75社選定。全体で150社となる。
銘柄入替は年1回で、毎年8月に実施する。入替基準は6月の最終営業日で判断される。
JPXはすでに、「S&P/TOPIX 150」を発表しているが、同指数は、流動性のみを重視し、各セクターの大型株を選定している。
【参照ページ】価値創造に着目した新指数「JPXプライム150指数」の骨子について
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