
国際的なボランタリーカーボンクレジット基準策定ガバナンス機関ICVCMは6月6日、「コアカーボン原則(CCP)」評価フレームワークに基づき、メソドロジー分野に対する「カテゴリー評価」の第2弾承認を発表した。3つのメソドロジーが承認された。
【参考】【国際】ICVCM、CCPラベルの第1弾メソドロジー承認発表。7種のラベル運用スタート(2024年6月11日)
今回承認されたメソドロジーは、メタン漏出検知・修復に関するものが1件のみ。
- CDMの「AM0023 Leak detection and repair in gas production, processing, transmission, storage and distribution systems and in refinery facilities」バージョン4.0.0
今回の承認ラウンドでは、六フッ化硫黄代替に関するものが1件、再生可能エネルギー関連のものが8件についても審査が行われたが、却下された。
六フッ化硫黄代替のメソドロジーに関しては、CDM(クリーン開発メカニズム)のメソドロジー「AM0065 Replacement of SF6 with alternative cover gas in the magnesium industry」の申請を許可。これにより、同メソドロジーに基づき、VerraのVCSとして創出されたカーボンクレジット2件は、CCPラベルを付与できない。
再生可能エネルギー関連のメソドロジーに関しては、VerraがCDM(クリーン開発メカニズム)のメソドロジーに基づいて開発したメソドロジー8件を申請していたが、追加性(アディショナリティ)要件に不備があるとし、申請を全て却下。改訂後に再提出するよう求めた。
Verraは、2019年にVCSバージョン4をリリースした際、ほとんどの再生可能エネルギープロジェクトをVCSプログラムの対象から除外したが、後発発展途上国(LDC)におけるカーボンファイナンスの的を絞った適用は、再生可能プロジェクトが一部の法域で直面する障壁を克服するために極めて重要であると考え、一部メソドロジーを残している。
今回Verraが提出し却下された再生可能エネルギー関連のメソドロジーは、約2億3,600万件の未消化クレジットを対象としており、ボランタリーカーボン市場の32%を占めている。一方、企業側では、再生可能エネルギーの環境価値は、カーボンクレジットとしてではなく、電源証明(EO)としての活用が進んでいる。
【参照ページ】New ICVCM Methodology Decisions Announced
【参照ページ】Carbon credits from current renewable energy methodologies will not receive high-integrity CCP® label
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