
国際的なボランタリーカーボンクレジット基準策定ガバナンス機関ICVCMは6月6日、「コアカーボン原則(CCP)」評価フレームワークに基づき、メソドロジー分野に対する「カテゴリー評価」の第1号承認を発表した。7つのメソドロジーが承認された。これにより、CCPラベルの運用が正式に始まることになる。
【参考】【国際】ICVCM、CCPラベルの発行団体承認第1弾発表。ゴールド・スタンダード、ACR等(2024年4月9日)
【参考】【国際】ICVCM、CCPラベルの発行団体承認第2弾発表。VCSとART(2024年5月4日)
今回承認されたメソドロジーは、オゾン層破壊物質の回収・破壊に関するものが3件と、廃棄物埋立地からのメタン回収に関するものが4件。
- ACRの「Destruction of ODS from International Sources」バージョン1.0
- CARの「Article 5 Ozone Depleting Substances Project Protocol」バージョン1-2
- CARの「U.S. Ozone Depleting Substances Project Protocol」バージョン1-2
- Verraとゴールドスタンダードの「ACM0001 – Flaring or use of Landfill Gas」バージョン15-19
- Verraとゴールドスタンダードの「AMS iii G – Landfill Methane Recovery 」バージョン10
- ACRの「Landfill Gas Destruction and Beneficial Use Projects」バージョン1-2
- CARの「US Landfill Protocol」バージョン6
ICVCMは、第一弾の評価では、100以上のメソドロジーを29のカテゴリーに分類し、評価を実施。カーボン市場の50%以上を占める27種類のカーボンクレジットについて、現在審査が行われている。REDD+と、法定地域REDD(JREDD)、クリーンな調理用ストーブ、最も人気のある種類のカーボンクレジットに関するマルチステークホルダー評価も進められており、今後数ヶ月で完了する予定。
【参照ページ】Integrity Council announces first high-integrity CCP-labelled carbon credits, as assessments continue
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