
国際的なボランタリーカーボンクレジット基準策定ガバナンス機関ICVCMは5月2日、「コアカーボン原則(CCP)」評価フレームワークに基づく、カーボンクレジット発行プログラムの承認第2弾を発表した。VerraのVCSと、Winrock InternationalのArchitecture for REDD+ Transactions(ART)が承認された。
【参考】【国際】ICVCM、CCPラベルの発行団体承認第1弾発表。ゴールド・スタンダード、ACR等(2024年4月9日)
CCPの承認は、発行団体に対する「プログラム評価」と、メソドロジー分野に対する「カテゴリー評価」の2つで構成されている。カーボンクレジット発行機関が、CCPラベルを表示できるのは、ICVCMがカテゴリー評価を終えた承認したメソドロジーのみ。現在、ICVCMは、100以上のメソドロジーを、29のカテゴリーに分類し、第1弾のカテゴリー評価作業を進めている。9月末までにカテゴリー評価がほぼ全て完了する見込み。
プログラム評価では、Social CarbonとIsometricの2つが審査中。さらに同日、Puro.earthも審査を申請した。
国際スワップ・デリバティブ協会(ISDA)は、ボランタリーカーボン市場(VCM)の信用度ベンチマークを提供するものとして、CCPとCCPラベル付きクレジットを採用済み。さらに米商品先物取引委員会(CFTC)も、CCPに言及したカーボンクレジット・デリバティブの上場に関するガイダンス案を発表している。
【参照ページ】Integrity Council confirms Verra and ART meet its high-integrity benchmark
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