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【国際】ICVCM、CCPラベルの発行団体承認第1弾発表。ゴールド・スタンダード、ACR等

 国際的なボランタリーカーボンクレジット基準策定ガバナンス機関ICVCM理事会は4月4日、「コアカーボン原則(CCP)」評価フレームワークに基づく、カーボンクレジット発行プログラムの承認第1弾を発表した。CCPラベルを取得したカーボンクレジットが正式に誕生した。

【参考】【国際】ICVCM、CCPラベルの取得申請開始。VCMI主張実践規範はCCPラベル取得を実質義務化(2023年9月17日)

 第1弾で承認されたのは、ゴールド・スタンダード、ACR(American Carbon. Registry)、クライメート・アクション・リザーブ(CAR)のカーボンクレジット。承認後も継続的な保証・モニタリングが課される。

 また第2弾の承認が4月から5月にかけて予定されており、現在候補となっているのは、VerraのVCS、Architecture for REDD+ Transaction TREES(ART)、Social Carbon、Isometricの4つ。また他のプログラムからの申請も随時受け付けている。

 CCPの承認は、発行団体に対する「プログラム評価」と、メソドロジー分野に対する「カテゴリー評価」の2つで構成されている。カテゴリー評価では、100以上のメソドロジーを29のカテゴリーに分類し、評価が進められている。2月に始まったマルチステークホルダーワーキンググループ(MSWG)では、改善された林業管理(MSWG 1)、持続可能な農業、稲作メタン回避、肥料/窒素管理、緩衝施業、植林・再植林(MSWG 2)、系統連系再生可能エネルギー、ミニグリッド、再生可能エネルギー(MSWG 3)の3つのMSWGが作業を完了。ICVCM理事会での承認が次のステップとなる。

 また、法定REDDとREDD+のワーキンググループ(MSWG)の作業も現在進行中。クリーンな調理用コンロと家庭用バイオディーゼル燃料のワーキンググループ)MSWG 5)は、4月下旬に開始予定。さらに5月には、バイオ炭、技術ベースのCCS、産業用バイオダイジェスター等のワーキンググループも発足する予定。

 カテゴリー評価では、第1弾の発表を4月と5月に予定。また9月末までにカーボンクレジット市場の発行量の半分以上をカバーするメソドロジーの評価を完了する予定。今回プログラム評価で承認された発行団体に関しても、カテゴリー評価でメソドロジーが承認された分野から、CCPラベルの表示が可能になる。

【参照ページ】Integrity Council reveals first carbon-crediting programs

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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