
英住宅・コミュニティ・地方自治省は9月16日、住宅政策の独立専門家会合「ニュータウン・タスクフォース」の初会合を開催。持続可能なコミュニティ、貧困対策、経済成長の3つを組み合わせた住宅政策の検討が具体的に動き出した。
スターマー政権は、イングランド地方で住宅150万戸を新規建設する政策を標榜。英国では戦後の住宅供給政策により、ニュータウンが32ヶ所に整備されたことが、社会発展と経済成長に大きく寄与したと認識しており、大規模な住宅供給を再び実行していく考え。
政府が掲げる「ニュータウン計画」には、住宅近隣に緑地を確保した上で1万戸規模以上単位のニュータウンを新規の造設。加えて、既存の都市の拡張計画や都市再生計画も実行し、今後数十年間で、数十万戸以上の住宅が供給されると見立てている。さらに実行規則「ニュータウン・コード」を策定し、住宅の要件を規定した上で、40%の住宅は、アフォーダブル住宅にしていく。
今後、ニュータウン・タスクフォースは、ニュータウンの戦略的ケース、立地の特定と選定、土地整備、設計と基準策定、資金調達、リスクと制度的投資、供給とイノベーション促進等の主要事項について検討。2025年夏に大臣に報告書を提出する。
【参照ページ】Fully established Taskforce begin their mission to drive forward our next generation of new towns
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