国連砂漠化対処条約(UNCCD)事務局とEU欧州委員会共同研究センター(JRC)は12月2日、国連砂漠化対処条約(UNCCD)第16回リヤド締約国会議(COP16)の場で、世界の旱魃リスクに関する包括報告書「旱魃アトラス」をリリースした。旱魃は、2050年までに世界の4人に3人が影響を受けると言われている。
旱魃リスクを高めるシステム構造としては、人間活動により、気候変動をもたらすと同時に、水消費量も増加。その結果、気象パターンを変え、生態系にも大きな影響を与える形で発生している。さらに水や水による生態系サービスに人類はますます依存することで、リスクへの脆弱性も高まっている。
世界では、旱魃の頻度、強度、空間的範囲、期間がいずれも増加傾向にある。年間で…
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