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【中国】 世界初の再エネ発電量増を大幅リード。石炭火力はバックアップとして性能強化

 英エネルギー情報世界大手Emberは4月8日、「世界電力レビュー」の2025年版を発行。2024年に太陽光発電等の再生可能エネルギーが記録的に成長し、再生可能エネルギーと原子力発電が占める割合が、1940年代以来初めて40%を超えたと発表した。

 2024年の状況では、再生可能エネルギーの追加発電量は858TWhで過去最高。以前の最高記録だった2022年の577TWhを49%も上回った。同時に原子力発電量も69TWh増加。双方合わせて電源構成に占める割合が40.9%となり、2023年の39.4%から大幅に増えた。内訳では、水力発電が14.3%、原子力発電が9.0%、風力発電8.1%、太陽光発電が6.9%。原子力の比率は過去45年間で最低となった。

 特に大きく牽引したのが太陽光発電で、過去3年間で倍増。2,000TWh を超えた。太陽光発電は、世界の新規発電量でも3年連続で最大の電源となり、成長率でも20年連続でトップを維持した。2024年に追加された太陽光発電量のうち53%が中国での増加。中国の発電量増加分のうち81%が非化石発電となっている。

 一方、世界の電力需要は2024年に4.0%増加し、前年から1.4ポイント増。背景には、熱波による冷房需要の増加があり、増加分のうち0.7ポイントを占める。化石燃料発電は1.4%増加。世界の電力セクターからの温室効果ガス排出量も1.6%増加し、過去最大である146億tとなった。Emberによると、熱波がなければ、化石燃料発電の増加は0.2%にとどまっていたという。

 また中国国家発展改革委員会国家エネルギー管理局は4月14日、再生可能エネルギー発電のバックアップ調整電源として活用する石炭火力発電を効率化する計画「新世代石炭火力発電アップグレード特別行動実施計画(2025-2027)」を3月26日に通知したことを発表している。

 同計画では、最低出力単位を、既存の発電所では定格負荷の25%から40%、新設では25%以下、新世代石炭火力発電では20%以下に設定。負荷変化速度では、既存の発電所では0.8/分から2.5%/分、新設では、負荷率50%以上の場合に2.2%/分、負荷率30%から50%で1%、新世代石炭火力発電では、負荷率50%以上の場合に4%/分、負荷率30%から50%で2%/分に設定した。ピーキング能力も向上させる。さらに石炭消費量当たりの発電効率基準も引き上げた。

 新世代石炭火力発電では、発電量当たりの温室効果ガス排出量を2024年比で10%から20%削減することも義務化。各省に対し、既存の石炭火力発電所を回収する計画を策定することも指示した。

【参照ページ】Global Electricity Review 2025 【参照ページ】关于印发《新一代煤电升级专项行动实施方案(2025—2027年)》的通知

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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