
パナソニックホールディングス傘下のパナソニックくらしアプライアンス社とJX金属は9月8日、使用済み家電から回収した銅スクラップをリサイクルし、パナソニックグループの製品に再び活用するクローズド・ループ・リサイクルを進めると発表した。2025年9月から運用を開始する。
パナソニックホールディングスでは、家電リサイクル法に則り、使用済み家電を回収し資源リサイクル施策を以前から実施。その一環として、家電リサイクル法における使用済み家電4品目(エアコン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機)から回収した銅スクラップについては、製錬業者等に売却し、銅箔や銅線、銅管等の各種銅製部品の原料となる電気銅にリサイクルしていた。しかし、再生電気銅の自社製品への採用量は正確には把握できていなかった。
そこで同社は、JX金属が新たに採用した銅製錬プロセスにおけるマスバランス方式の仕組みを活用し、供給した銅スクラップ相当分の電気銅を確実かつ正確に製品に使用することを目指す。JX金属は2024年7月、リサイクル100%電気銅の供給と銅の水平リサイクルの実現に向け、Chain of Custody(CoC管理)に対する第三者機関による妥当性確認の完了を発表していた。
今回の発表では、パナソニックグループ傘下のパナソニックETソリューションズが、全国の家電リサイクル工場において使用済み家電から取り出された銅スクラップを回収。回収したものをJX金属へ供給し、パナソニックから供給されたスクラップ由来の100%リサイクル電気銅として再生する。電気銅1 t当たり約2tから3tの温室効果ガス排出削減効果を見込む。
(出所)パナソニック
【参照ページ】使用済み家電からの銅資源循環スキームを共創
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