
米ドナルド・トランプ大統領は12月29日、「地方医療変革プログラム」で州政府に対する500億米ドル(約7.8兆円)の補助金を発表した。One Big Beautiful Bill法に基づく措置で、今回2026年度の各州への配分金額を決定した。
【参考】【アメリカ】One Big Beautiful法案、両院で可決。IRA税控除「廃止」を「減額」に修正(2025年7月4日)
同プログラムは、低所得者向けの公的医療保険メディケイドを年間で1,000億米ドル(約155兆円)削減することに伴うバーター政策として、各州内で人口の少ない地方の医療設備や医療サービスを改革することを条件とし、連邦政府から州政府に予算を配分するもの。予算対効果を引き上げるため、医療制度の効率化を強いる狙いがある。
地方医療変革プログラムは、5年間で総額500億米ドルを投入し、2026年から毎年約100億米ドルずつ支給される。各州政府は 連邦政府に申請する必要があり、予算の半分の約250億米ドルは、申請が承認された全ての州に均等に配分される。残りの半分は、農村人口やニーズに応じた公式フォーミュラ配分とプログラムKPI目標(例:遠隔医療、人材確保戦略、技術革新等)を満たす州への成果型配分という形で配分される。
地方医療変革プログラムに対しては、メディケイド予算の削減そのものに反対していた民主党は導入に批判的な立場を採っている。また改革の実現力によって予算配分に差が出ることも不公平としていた。一方、今回の州政府への配分では、民主党知事州も予算を申請し、最終的に全50州が2026年度分の予算を獲得した。
【参照ページ】All 50 States Will Receive Historic Funding from Trump Administration to Strengthen Rural Health Care
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