
中国送配電大手の国家電網は4月上旬、サウジアラビアが国策で進めてきたスマートメーター500万台の設置を完了したと発表した。同プロジェクトは2019年12月に調印され展開されてきた。中国とサウジアラビアの連携が深まっている。
中国政府は、一帯一路政策の一環として、中国とサウジアラビアの電力協力を促進。サウジアラビア政府も2016年に発表した「ビジョン2030」の中で、スマートグリッドとスマートシティの構築を掲げており、国家電網が実行を担う形となっている。
同プロジェクトでは、サウジアラビアの南部と西部の9つの地域で、メインステーション、コンセントレーター、外部サーキットブレーカーと、500万台のスマートメーターの設置を実行。国家電網が、ソフトウェア開発、ハードウェア開発・生産・供給、系統の試運転、テスト等を受託している。サウジアラビアのプロジェクトは、国家電網にとって海外での最大規模のプロジェクトとなっている。総工費は650億円以上。
国家電網によると、サウジアラビアでのシステムは、中国国内で整備されているシステムと仕様が異なるデュアルモード及び狭帯域無線通信方式を採用。また、高温下でエアコンを常用している地域特性もあるため、中国基準よりも高いデータ・アプリケーションや基盤を整備したという。
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