
IT世界大手米マイクロソフトは5月11日、2023年の正規雇用社員の給与テーブルを凍結すると発表した。一方、2022年には給与を大幅に上昇したことも強調した。
今回の発表は、同社のサティア・ナデラCEOが、社内向けに発したメッセージを、Business Insiderが入手し報じたもの。同社はすでに1月、テクノロジー部門全体で1万人のレイオフを発表。2022年にも数万人のレイオフを発表している。
ナデラCEOは今回の決定の背景について、新型コロナウイルス・パンデミックが収束することによるデジタル特需の終焉や、一部地域での経済不況を挙げた。一方、業界構造の転換にも言及し、AIの進展により必要となるエンジニア像が変わるとの考えも示唆した。
同社は4月には、従業員エンゲージメントと株価の相関関係を分析したレポートも発表している。2022年の1年間で300万人上の従業員アンケートを実施した結果、エンゲージメントスコアが高い上位10%と低い下位10%の2022年の財務ポートフォリオのリターンを比較すると、エンゲージメントが高い企業の方が株価の上昇が大きかった。
また、最もエンゲージメントが低い組織では、25%の従業員が「何に注力すべきかがわからない」と回答した一方、エンゲージメントが高い組織では、エンゲージメントが低い組織に比べて、自分の組織を強力なコミュニケーターとみなす傾向が46%高く、リーダーシップに信頼を寄せる傾向が37%高く、何を重視すべきかが明確である傾向が16%高かった。退職率の低さにもつながっていた。
同社は、この調査を踏まえ、「次世代AIが人材の状況を変え始め、労働力のスキリングを再構築する中で、金融市場と労働市場の両方で勝者となるのは、今、重要な行動を起こした組織であるだろう」と述べ、AIを活用した分析を進めるべきとも指摘している。
同社は5月4日には検索エンジン「Bing」及びブラウザ「Edge」の新バージョンに、AIを導入し、チャット機能の強化等を実施している。
【参照ページ】Leaked Microsoft email instructs managers to give fewer 'exceptional rewards' as it halts raises and cuts the budget for stock awards and bonuses
【参照ページ】The New Performance Equation in the Age of AI
【参照ページ】New Wave of AI-Powered Innovations for Microsoft Bing and Edge
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