カナダのレアメタル鉱業中堅のAvalon Rare Metalsは、2013年度のサスティナビリティレポートを発表した。
Avalon Rare Metalsは、中堅の鉱業企業ながら、GRI3.1とカナダ鉱業協会のガイドラインに則った指標を発表。GRIの準拠レベルはCレベルながらも、6つの経済指標、19の環境の指標、8つの労働指標、7つの人権指標と3つの社会指標を開示。同時に持続可能な鉱業に向けた2014年の目標も設定した。同社ではハイブリッド車に使われるレアアースの開発も行っており、環境に配慮しつつも高性能と安全を兼ね備えた事業に取り組んでいる。
同社のサスティナビリティチームを率いる副社長のMark Wiseman氏は「生産開始前の時価総額の小さいレアメタル鉱床企業がGRIに準拠したレポートを発表するのは思い切った試みだ」と今回の発表にあたって意義を語っている。Avalon Rare Metalsは、カナダ及びアメリカで上場しており、決して小規模の会社ではないが、現在は採掘開始前の状況で、企業の単年度収益を赤字だ。それでも、GRIガイドラインを準拠しようとしている。規模の大小や利益の大小を問わず、カナダなど北米エリアでは、トリプルボトムラインを意識した経営が浸透してきている。
【企業サイト】Avalon Rare Metals
【サスティナビリティレポート(PDF)】Sustainability Report 2013
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