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【アメリカ】トイレの寄付で命を救う。アメリカン・スタンダード社のFlush for goodキャンペーン

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現在、世界中で25億人もの人々がトイレなどの十分な衛生設備がない環境下で暮らしており、毎日約2000人もの子供たちが不衛生を原因とする病気で命を落としているという事実をご存じだろうか?

この事実を知り、2013年から問題解決に動き出したのが、米国の大手トイレタリー会社、アメリカン・スタンダード社だ。同社は不十分な衛生環境下で暮らすバングラディシュの人々に対し、彼らの生活環境を向上させ、不衛生な排泄環境が引き起こす感染症の防止に向けて衛生的な便器(Sa To:Safe Toilet)を53万個寄付したと発表した。

この寄付は、同社がグローバルの衛生環境危機に対する意識向上とその問題解決ための革新的なソリューション開発を目的として展開しているFlush for Goodキャンペーンの重要な核をなす取り組みとなる。

同社は現在、米国およびカナダで販売している同社のトイレChampion一台につき、一台のSaTo(衛生的なトイレ便器)を不衛生な環境下で感染症に苦しむ発展途上国に対して寄付するというコーズマーケティングキャンペーンを展開している。

また、北米を拠点としてサステナブルな生活と環境建築を推進しているメディア企業、Green Builder Media社とも提携し、Flush for Goodキャンペーンをグローバルにまで拡大しようと取り組みを展開している。(ウェブサイトはこちら

アメリカン・スタンダード社は2013年10月、米国の元大統領ビル・クリントン氏が地球課題解決のために立ち上げたClinton Global Initiativeと共に、SaToの提供を通じ、2014年からの3年間で世界中に暮らす300万人の生活、衛生環境の質を向上させるとコミットメントした。同社では2013年から2014年の間に寄付を受けたバングラディシュの250万人を含めて、2017年までに550万人にSaToが届くと予測している。

【企業サイト】American Standard
【企業サイト】Green Builder Media

(※写真提供:Eduardo Lopez / Shutterstock.com

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