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【アメリカ】Green Builder Media、Internet of Thingsに特化した新サイトをローンチ

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グリーンビルディングに特化したメディアを運営する米国のGreen Builder Mediaは1月12日、新たにInternet of Things(IoT:モノのインターネット)に関する専門サイトをオープンしたと発表した。

IoTとは、パソコンやスマートフォンなど従来のIT関連機器以外にも家電や家具、自動車などあらゆるモノがインターネットに接続され、センサーなどを通じて情報伝達媒体として機能し始めるというIT業界の最新ビッグトレンドの総称を指す。

IoTが進展することで、あらゆるモノの稼働状況をデジタルでモニタリング・制御可能になり、デジタル端末化したあらゆるモノから収集したビッグデータに基づいてエネルギー供給の効率化や最適化などが実現できるため、環境・サステナビリティ分野においても大きな影響を及ぼすトレンドとして注目が集まっている。住宅、交通輸送など幅広い分野への適用に対する期待も高い。

Green Builder Magazine編集長のMatt Power氏は「いま、Internet of Thingsのトレンドをカバーしないことは、我々の読者を無視するようなものだ。テクノロジー、ライフスタイル、インフラの全てが集約されており、我々はこの最新トレンドの最前線にいるつもりだ」と語る。

新たにオープンしたサイトでは、下記のトピックが網羅されている。

  • スマートホーム:家庭内の空調機器、照明、ドアロック・セキュリティ、自動ブラインドなどがコンピューターと繋がり、居住者に最も心地よい環境を作り出す。
  • スマートグリッド:空調機器、照明などがコンピューターと繋がり、ビルの最適な環境と効率化を図る。
  • スマートカー:自動走行からより効率的なEVチャージ、渋滞の予測回避など、交通とコンピューターの融合が我々の生活に革新をもたらす。
  • スマートシティ:未来都市では人々の車のバッテリーを利用した街灯の点灯や、交通状況の最適化、天候に合わせた調整などが実現される。

Power氏は「あなたの車が地域のインフラと対話し、あなたの気分に合わせて温度調節を行ってくれたり、冷蔵庫があなたのお気に入りのスーパーの在庫と相互につながったりする。既に始まっているイノベーションに我々は乗っかるだけで良い。ぜひ乗り心地を楽しもうではないか」とIoTの未来を語る。

IoT、ビッグデータ、スマートテクノロジーなどIT業界の最新トレンドは今やサステナビリティ分野と完全に融合しつつあり、これらの最新テクノロジーを活用してどのように環境負荷を削減するか、エネルギー効率を高めるかといったテーマが多くの企業にとって今後の重要課題となることが予想される。

IoTを通じて収集されるビッグデータはセキュリティやプライバシーといった新たな脅威も生み出しつつあるが、IoTの進展がどのように社会に正のインパクトをもたらすのか、今後の動向に期待したいところだ。新サイトではIoTに関する最新ニュースなどを入手可能なので、興味がある方はぜひ購読して頂きたい。

【参考サイト】The Internet of Things
【企業サイト】Green Builder Media

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