持続可能な発展に関する中国シンクタンク企業であるサステインシンクタンク(薩斯坦智庫)と中国投資協会外資専門委員会は2015年5月21日、共同で「中国外資企業持続可能なな発展円卓会議」を北京で開催した。会議では、外資企業が直面している課題やチャレンジに関する報告を行うとともに、外資企業の力を積極的に活用して、中国の社会や経済開発に寄与していく方策が議論された。
サステインシンクタンクは、中国の各都市が外資を利用する現状を理解し、経験と教訓をまとめ、新しい外資を利用する方法を探るため、昨年より研究プログラムを実施している。今回は、その一環として外資企業から直接意見交換を行うもの。主催者側からはサステインシンクタンクの主任研究員や事務局長、中国政府機関である中国社会科学院都市発展及び環境研究センター所長などが、外資企業側からはインテル、パナソニック、ダイムラー、BMW、サムスン、ボッシュ等20以上の企業の現地代表者が集まった。特に主題としては、現在サステインシンクタンクが編纂中の2015年版「中国都市外資吸引力研究報告」に関して、外資企業代表らは編集に関する意見出しを行った。
2015年版「中国都市外資吸引力研究報告」は2015年の下半期に公表される予定で、「中国で最も外資を吸引する県市区ランキング500」「中国で最も外資を吸引する地方都市100」「中国で最も外資を吸引する国家級開発区域100」などのランキングが盛り込まれる。ランキングの公表により、外資投資トレンドの客観的事実が把握できるとともに、外資企業の投資エリア選定にも大きな影響を与えるものとなると見られる。サステインシンクタンクは研究をさらに深めるため、今後外資企業の訪問実地調査を実施たり、継続的に円卓会やワークショップを開催するための協働対話プラットフォームを創設していく考えだ。
【企業サイト】サステインシンクタンク
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