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【アメリカ】ミレニアル世代のための「クラウド・コーズ・ショッピング」が誕生

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 米国では、社会貢献意識の高いミレニアル世代をターゲットにした「クラウド・コーズ・ショッピング」という新たなEコマース形態が登場している。クラウドファンディング、コーズマーケティング、モバイルEコマースの3つを掛け合わせた新たな購買体験を提供しはじめたのは、オンライン小売のSanaSanaだ。

 同社は、ビジネスと社会的責任を融合させた新たなモバイルプラットフォームを通じ、9,200万人のミレニアル世代が「よりよい世界の実現に向けて」同じ志を持つ仲間とともにモバイルひとつで行動を起こすことができる機会を提供している。

 SanaSanaはこれまでにも積極的に社会的責任を果たす数多くのメーカーと提携し、ラテンアメリカの孤児院に物資を寄付するなどの活動を展開してきた。今回新たに立ち上げられた「クラウド・コーズ・ショッピング」プラットフォームでは、消費者が商品を購入するごとに特定のプロジェクトに「コーズ・ポイント」が加算され、ポイントが一定の水準に達するとそのプロジェクトを代表する慈善団体に寄付される仕組みとなっている。消費者はSNSを通じてプロジェクトを共有することで追加ポイントを得ることもできる。

 2017年までに年間2000億米ドルの購買力を持つといわれるミレニアル世代は、従来のビジネスの常識を変化させつつある。ミレニアル世代の65%は社会的責任を果たしている企業の製品を購入することが重要だと考えており、これまで通りのビジネス手法ではこうした世代を引きつけることはできない。

 SanaSanaの創業者兼CEOを務めるNaor Fischbein氏は「ミレニアル世代が社会問題を重視していることは、見過ごされるべきではない。世界を変えたいという彼らの意志や情熱は無視できず、それが我々のインスピレーションでもある」と語る。Fischbein氏はさらに「テクノロジーに精通している消費者基盤によって、我々はここまでモバイル戦略を発展させることができた。ミレニアル世代が我々の寄付キャンペーンに常時関わり、スマートフォンやタブレットから容易にシェアできるよう、我々はモバイルプラットフォームを最優先して展開する必要があったのだ」と付け加えた。

 なお、今回SanaSanaが発表したモバイルプラットフォームは「オンラインショッピングに革命を起こす」という同社の計画の第一歩に過ぎず、現在同社はバージョン2.0のプラットフォームを開発中とのことだ。次バージョンでは消費者が購入前にブランドの社会的責任をより簡単に評価できるようになるほか、慈善活動に与えられるインパクトも拡大される予定だという。

 ミレニアル世代が新たな消費者層として市場の中心に台頭しつつある今、社会的責任を果たしているかどうかがブランドの売上を左右する時代はもうそこまで来ている。

【参照リリース】New Mobile ʺCrowd Cause Shoppingʺ Platform Delivers Socially Responsible Shopping To Millennials
【企業サイト】SanaSana.com

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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