
サステナビリティ報告に関する国際ガイドラインのGRIが設立した独立基準設定機関のGlobal Sustainability Standards Board(グローバル・サステナビリティ基準審議会、GSSB)は8月3日、募集していたGRIスタンダードへのパブリックコメント(7月17日締切)の結果を発表した。パブリックコメントは世界全体で1,100以上集まった模様。GSSBは今後、パブリックコメントの結果を修正版のGRIスタンダードにどのように反映させるかを検討していく。
パブリックコメントでは、総じてGRIスタンダードの新しい構成に対する肯定的な声が多かった。とりわけモジュール型構造の使い勝手の良さや、必須事項(Requirements)、推奨事項(Recommendations)、ガイダンスの明確な区分けも良い評価だった。その一方で、より平易な言葉遣いへの変更要望や、ガイドラインが複数の文書に分割され面倒になったことで参照企業が減るのではという懸念の声もあった。他にも、文書ごとのイントロダクションの短縮、ハイパーリンクのさらなる追加など、提案も多く集まった。
意見が分かれたのは、「SRS-referenced claim」(GRIスタンダードを部分的にだけ参照することを示す注釈制度)の採用について。参照の柔軟性が高めることを評価する声があったが、一方で部分参照を是認しGRIスタンダードの全体参照を低迷しかねないとする懸念もあった。また、GRIスタンダード発効する2018年1月までに対応が間に合わないと悲鳴を上げる企業のコメントも寄せられた。
GSSBは、8月31日から9月1日にかけてアムステルダムで公開会議を開催し、修正版GRIスタンダードの最終審議を行い、追加変更の必要があるかどうかを判断する。追加変更の必要性が認められなければ、GRIスタンダードの完成版は今年10月にお披露目となる。
【参照ページ】GRI Standards: Moving forward after public consultation
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