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【国際】国連環境計画、保険監督当局の国際フォーラムSIFを結成。持続可能な保険分野を協議

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 国連環境計画(UNEP)とカリフォルニア州保険局は12月1日と2日、世界の保険分野の規制・監督当局を集めサステナビリティ分野での保険のあり方を話し合う初めてのフォーラム「持続可能な保険フォーラム(SIF)」をサンフランシスコで開催した。初会合となった今回は、ブラジル、フランス、ガーナ、ジャマイカ、モロッコ、オランダ、シンガポール、英国、カリフォルニア州の保険監督当局が出席。その他、チリ、パキスタン、南アフリカ、フィリピン、アラブ首長国連邦、ワシントン州の保険監督当局からも支援を得た。また、世界約150カ国・地域の保険監督当局がメンバーとなっている国際機関、保険監督者国際機構(IAIS)の河合美宏・事務総長も参加した。

 SIFでは、金融監督当局が世界のサステナビリティ課題と保険ビジネスの新たな機会への理解を深めることに主眼を置いており、気候変動等異常気象や自然災害に関する保険分野の発達や、保険会社の機関投資家としてのESG投資運用なども議論の対象としている。同分野ではすでに、国連環境計画金融イニシアチブ(UNEP FI)の「持続可能な保険原則(PSI)」や、UNEP Inquiry into the Design of a Sustainable Financial System(持続可能な金融システムのデザインに向けたUNEP調査、UNEP Inquiry)があるが、SIFはこれらと共同で「持続可能な保険」分野の協議を進めていく。

 初回となった今回の会合では、2017年の活動内容を承認。今後の注力分野として、情報開示、保険へのアクセス、持続可能な保険ロードマップの作成、気候変動リスク、災害リスク緩和、監督当局のための能力開発等を定めた。今後の事務局は国連環境計画が務めることも決まった。

 初回会合では同分野の知見を高めるため、米保険大手エーオンやスイス保険大手スイス再保険、スタンダード・アンド・プアーズやマーサーといったサービス・プラバイダーや、Ceres、2 Degrees Investing Initiativeなどの専門機関も招待され、意見交換がなされた。

【参照ページ】INTERNATIONAL INSURANCE REGULATORS ESTABLISH SUSTAINABLE INSURANCE FORUM

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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